ローソン、ネット宅配から撤退

ローソンが8月末をもって、ネット宅配のローソンフレッシュを終了することを発表しました。

https://fresh.lawson.jp/about/premium/

2014年7月にサービスを開始してから4年あまりでの撤退となります。

コンビニのローソンで販売している商品だけでなく、成城石井やらでぃっしゅぼーや等の商品も一緒に注文できて、宅配してくれるということで、買い物難民地域や高齢者の味方のひとつとして参入しましたが、残念ながら利用者の伸び悩み(日経記事では6万人と出ていました)と物流費の高騰で採算維持が困難になったのが決定打になったようです。

私が住んでいる所は徒歩15分圏内に大手スーパーが3件、コンビニもセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3大コンビニはすべて揃ってる恵まれている地域で、買い物は基本徒歩で行っています。

ただ都市圏を少し離れてしまうと、例えば家内の実家のは徒歩圏には小規模なスーパーが1件、コンビニは徒歩では少し苦しい距離で、基本はどこに行くのも車でという地域で(宅配ピザは配達圏外です)足腰に痛みを抱えるようになってきたり、車の運転がだんだん不安になってくる年齢になってきて、こういうネットスーパーを利用できればいいなと探していたこともありました。

探した中では住んでいる地域は配達圏外という所が多く、利用できるサービスがほとんどなかった中で、このローソンフレッシュは配達可能だったので、実家に行った時に試してもらおうかと思ってた矢先のサービス終了のお知らせは非常に残念です。

先日も佐賀県の大型のイオンが閉店になることで、周辺住民が買い物難民になる危機という記事を見ました。
https://news.headlines.auone.jp/stories/topics/story/11639106?genreid=1&subgenreid=3&articleid=11639106&cpid=10130001

加齢と共におのずと狭くなってくる行動範囲の中で、日用品の買い物や病院等が複数あれば良いのですが、1件しか無い場合にその1件が建物の老朽化による移転や最悪閉店等があった場合は、一気に買い物難民になり、生活の危機が来てしまいますが、そういう時にネットスーパーがあれば本当に助かるだけに、消費者の負担にならない程度の費用負担で採算が成り立って継続できるWin-Winの関係になるサービスが何社か出来るといいなと、今回のことで考えさせられました。