約2年前から予告されていた常時SSL非対応(http)のウェブサイトに対して、chromeブラウザに対して7月25日より、HTTP ページにアクセスすると、「保護されていません」という通知が新たに表示されるようになりました。
(上 http:// サイトにアクセスした場合に表示される【保護されていない通信】
下 https:// 常時SSL対応のサイトにアクセスした場合は鍵マークと【保護された通信】表示)
この警告表示は現在は黒文字表記ですが、10月に予定されている次期chrome70より赤文字表記になる予定となっています。
検索などからサイトにアクセスした時に、URL欄に赤文字で【保護されていない通信】と表記されていた時に、特に初めてそのサイトにアクセスした場合、果たしてその先のページをクリックして見る気になるでしょうか?
よっぽど以前からそのサイトにアクセスしていて信頼しているか、ご自身のサイトでも無い限り、ちょっとためらうのが普通の反応になるかと思います。
なお、この警告表示を回避する方法は、サイトを常時SSL化(サイト内すべてのページをhttps化)する以外にありません。
私のクライアント様においても警告表示の予告がされてからこの1,2年の間に展開中のすべてのサイトを常時SSL化にするための作業を行ってきました(スマホ対応も合わせて)ので、いつこの変更が来ても問題ありませんが、もしまだ自社サイトが常時SSLになっていない場合、警告が出る前の7月までと警告が出た8月以降のアクセスやサイトの滞在時間、閲覧ページ数を注意深く見比べてください。
Windows10になりInternet Explorerに代わりEdgeが搭載されたことで、長らくブラウザシェア1位だったInternet Explorerは、いまだにWindows7搭載のパソコンを使っている法人からのアクセスを除いては、WindowsでもMacでもスマホでも同じように使えるGoogle ChromeやFirefoxの方がアクセスが多くなって来ていますので、遅かれ早かれ対応は必須になってきます。
一度警告表示が出たサイトには、おそらくまたアクセスしようとは思わないですから、悪いイメージがつかないように、可能であれば警告が開始になる10月までに自社サイトを常時SSL化にする作業を行った方がよろしいかと思います。(自社で対応できない場合は制作会社にご相談ください)